キャッシュレス決済がますます広がってきている近年、ポイントを貯める活動、すなわち「ポイ活」をする人も増えています。
上手く活用すればお得になりますが、馴染みのない人にとっては「怪しい」と感じることもあるかもしれません。
本記事ではポイントサイトの安全性や注意点についてまとめます。
- ポイ活を始めようとしている
- ポイントサイトの仕組みを知りたい
- 怪しいポイントサイトの見分け方を知りたい
結論:多くのポイントサイトは安全だが、一部危険なサイトもある
ポイントサイトが怪しいかどうかは、「ポイントサイトによる」というのが正直な感想です。
しかし、そう言ってしまっては身も蓋もありません。
例えば、怪しいサイト(詐欺まがいのサイト)はサービスを開始してもすぐに閉鎖されてしまうので「多くの人が使用しているサイト」=「運用歴が長いため信頼できる」というのも一つの判断材料になります。
とはいえ、ポイントサイトを初めて登録する人にとっては、危険なサイトに登録するのは避けたいですよね。
そもそも、ポイントサイトはなぜポイントを稼げるのか?という疑問もポイントサイトが怪しく感じる理由の一つだと思います。
そこで、まずはじめに、ポイントサイトの仕組みについて解説します。
ポイントサイトの仕組みとは?なぜポイントがもらえるのかを解説
まず、ポイントサイトには様々なサービスの広告が掲載されています。ユーザー(我々)は、掲載されているサービスを利用することでポイントサイトからポイントをもらえます。
では、なぜポイントがもらえるのか?
それは、①広告を出している企業、②ポイントサイト、③ユーザーのそれぞれの関係性があるからなのです。

ポイントサイトの仕組みを具体的に説明します!
①広告を出している企業がポイントサイトに自社商品を宣伝してもらう
まず、「自社商品を宣伝したい」と思っている企業(広告主)が、ポイントサイトに「自社商品を宣伝してほしい。宣伝してもらう代わりに、ポイントサイトには〇〇円をお支払いします。」と話を持ちかけます。
②ポイントサイトが広告を掲載する
例えば、企業(広告主)がポイントサイトに100万円を支払ったとします。(広告料)
ポイントサイトは50万円分を自分の取り分(利益)にして、残りの50万円をユーザーに還元したとします。
その場合、ポイントサイトが「このサービスを利用すると500円分のポイントを付与」と掲載すると、1,000人の人が広告を利用すると50万円分になります。(500円×1,000=50万円)
※実際にポイントサイトが自分の取り分(利益)をどれくらいにしているかは不明です。
また、ポイントサイトによってサイトがわの取り分(利益)は異なると推測されます。(それゆえに、同じ広告でもポイントサイトごとで、ユーザーがもらえるポイント数が異なっていると考えられます。)
③ユーザー、ポイント会社、企業の全てが得をする
こうすることで、ユーザー・ポイントサイト・企業(広告主)の全てが得をする仕組みになっています。
- ユーザー:サービスを利用するだけで500円分がもらえた
- ポイントサイト:ユーザーと企業の仲介をして50万円分を儲けた
- 企業(広告主):自社商品の宣言ができた
ポイントサイトは危険?安全なポイントサイトの見分け方とは
さて、ポイントサイトの仕組みがわかったとしても、世の中にはいくつものポイントサイトが存在しているため、どのサイトが安全なのか?の判断が難しいですよね。
ここでは、安全なポイントサイトを見分けるためのコツをご紹介します。ポイントサイトに限らない一般的なものからポイントサイト特有のものまでご紹介します。
運営会社を確認する


サイトを下にスクロールすると下部に「会社概要」や「運営会社」というリンクがありますので、こちらをタップすると運営会社について説明されています。
また、運営会社名や住所、電話番号は「特定商取引法」という法律で表記することが義務づけられているので表記がないサイトは怪しいです。
- 運営会社の情報が記載されていないサイトは違法サイト(特定商取引法違反)
- 掲載されている住所・電話番号は本当に存在するか?
- 運用歴はどれくらいか?(運用歴が長いほど信頼性が高い)
SSL化(https化)されているか確認する


SSL(Secure Sockets Layer)とは、通信を暗号化する技術のことです。 これにより、サイト上に個人情報などを入力する際に第三者に入力内容が漏洩することを防ぐことができます。
- サイトがSSL化されているかどうか?
- SSL化されているサイトはURLが「https://〜」と表示される
- 「http://〜」に安全(Secure)の「s」がついている
近年では、SSL化を行なっている詐欺サイトも存在するようですが、SSL化されているかどうかはURLからすぐに分かるので念のため確認しておきましょう。
サイト内の日本語がおかしくないか確認する
- 日本語が不自然じゃないか?
- 自動翻訳されたような日本語や、日本語でない「漢字」は使用されていないか?
- 誤字脱字は多くないか?
URLがおかしくないか確認


本家のポイントサイトを装った偽サイトが存在する可能性もあります。少しでも「怪しい」と感じたらURLを確認してみましょう。
例えば、下記のような点にご注意ください。
- 正しいURL
- https://ポイントサイト名.jp
- 偽のURL
- https://ポイントサイト名.xyz などURLの語尾(ドメイン)が異なる
- https://偽のポイントサイト名.jp など紛らわしい
- 具体的には、アルファベットの「i(アイ)」と「l(エル)」が違うなど
実際にあったポイントサイト運営会社の詐欺事件
2018年に悪質なポイントサイトの運営が逮捕される事件が起きています。
インターネットのポイントサイトに虚偽の特典情報を掲載して、利用者が登録した有料アプリの使用料をだまし取ったなどとして、神奈川県警と京都府警の合同捜査本部は26日、詐欺や商標法違反などの疑いで、ポイントサイト「キラキラ☆ウォーカー」の運営会社「ヴィヴィット」(東京)社長の男(33)=東京都台東区=や同社従業員ら4人を逮捕した。ポイントサイト運営者の逮捕は全国初。
具体的な内容としては、焼き肉チェーン店「牛角」の食べ放題のキャンペーンに関する偽の広告を拡散していたということです。



こんな事件を見てしまうと、ポイントサイトを利用するのが不安になっちゃう…。



そうだよね!でも、今回のサイトには悪質サイトの特徴が詰まってるんだよ。説明していくね。
- 最低ポイント交換額が15,000円と高額
- 一般的には、300円〜500円程度のサイトが多い
- ポイント有効期限が2ヶ月と短め
- 一般的には、最終ログインから1年経過などの期間が多い
最低ポイント交換額が15,000円なんて他のポイントサイトではまず見たことありません。ここまで高額だとポイントを交換することができず諦めてしまう人が多そうです。
また、ポイント有効期限も2ヶ月というのは他では聞きません。短くても180日で、365日程度のサイトが多いです。
これらは、悪質なポイントサイトの特徴です。ポイントサイト登録時には最低ポイント交換額やポイント有効期限を確認しましょう。
このあたりについてはこちらの記事でも解説しています。


また、当サイトでは管理人が実際に利用して信頼できると感じたサイトのみを掲載しています。
ポイントサイトに登録すると迷惑メールが増える?



ポイントサイトに登録すると迷惑メールが増えそう…
このように不安になる方もいると思いますが、私の経験では「迷惑メールが増えた実感はありません」。
不動産投資サイトに登録した際などには、「新規ファンドのお知らせ」のようなメールが来ましたが、自分が登録した覚えのあるサイトからのメールでしたし、配信停止にすることができるので問題ありませんでした。
もし不安であれば、ポイ活用のメールアドレスを1つ作っておくのもおすすめです。
最後に
本記事ではポイントサイトの仕組み、怪しいポイントサイトの見分け方について説明しました。「ポイ活=なんとなく怪しい」と感じている人も、ポイントサイトの仕組みを知れば納得できたのでは、と思います。
また、実際過去に怪しいポイントサイトの運営者が逮捕された事実もあります。
ポイントサイトに限らず、サイト登録時には「どのようなサイトなのか」をしっかり確認して登録するようにしましょう。



当サイトでは、管理人が信頼できるポイントサイトのみ掲載しているよ!正しい知識を持って、ポイ活を楽しもう!